2002-12-05 第155回国会 参議院 内閣委員会 第10号
○参考人(河北博文君) 私は、過去を否定をするつもりはございません。ですから、正に今、先生がおっしゃられたように、現状認識をどうするかというところが大きな差になって出てくるんではないかというふうに思っております。 私がアメリカの大学院の学生でいたときが七〇年代後半から八〇年代でございます。例えば、アメリカでメディケア、メディケードという制度が導入されたのは一九六五年でございまして、公的医療保険が導入
○参考人(河北博文君) 私は、過去を否定をするつもりはございません。ですから、正に今、先生がおっしゃられたように、現状認識をどうするかというところが大きな差になって出てくるんではないかというふうに思っております。 私がアメリカの大学院の学生でいたときが七〇年代後半から八〇年代でございます。例えば、アメリカでメディケア、メディケードという制度が導入されたのは一九六五年でございまして、公的医療保険が導入
○参考人(河北博文君) 医療制度全般を取ったときに、やはり国民、すべての国民一人一人に関してセーフティーネットを張って、すべての人が利用できる制度を作るということは私は基本だろうというふうに思っております。ですから、国家の政策として医療制度を構築するときには非常に幅の広いものでなければいけないと。 ただ、先ほど八代先生が言われたように、医療というものは新しいものを追求していく、あるいは患者さんの個別性
○参考人(河北博文君) おはようございます。 私が本日使います資料が二枚ございます。一つはこの色の付いた資料でございまして、これは私が本日のために用意をいたしました。それから、今日朝持ってまいりましたのは、これは日経新聞、三日の日経新聞夕刊だと思いますけれども、こういう意見が載っていたのでお持ちをいたしました。これは後ほど御説明をしたいと思います。 初めに、私がこちらの方にお呼びいただいて参考人
○公述人(河北博文君) 現在の社会保険診療報酬体系というのは昭和三十三年につくられたものでございますけれども、今のこの診療報酬の請求業務にかかわる本というのは厚さがこのぐらいございます。こんな本を見ながら我々は日常の業務の中で請求をし、患者さんにその料金をお払いいただくということを医師側の業務として行っておりますけれども、さらにまた現在の診療報酬体系から分けた薬の支払いを別に事務的に作業を行わなければいけないということは
○公述人(河北博文君) 先ほどもお話しさせていただきましたように、私は医療保険審議会におりまして、その審議会のあり方も、継続して抜本的な議論をするんではなくて、都合のいいときにだけこの審議会が開催されたということに極めて大きな疑問を感じました。ですから、今後のこの抜本的な改正を前提とした議論を着実にしていただきたいということはお願いをするつもりでございました。 それで、今回のこの法律改正に関しましても
○公述人(河北博文君) 河北でございます。 本委員会で御審議をいただいておりますこの審議は、国民あるいは国家にとって大変に重要な審議であるということは認識しております。その中で、私が本日述べさせていただきますのは、この医療保険改革に提案をされた健康保険法一部改正というものに対してということと、それから今後の医療に対しての、これは概念的な話になりますけれども、私の個人的な意見を述べさせていただきたいと